立ち位置が違うとみえる景色は割と違う(セミナーであった面白話)
ちょうど一年前にあったお話。(この道を通った夜とかではない)
実は今年もお誘いが来てるんだけどどうしよう?w
食と一次産業をつなげる。という名目で政府系金融機関が一次産業関係者等を集めてまぁセミナーという名の名刺交換会をする機会があったので行った時のことです。
おっさんと部下の一人がいったわけですが・・・
おっさん→人相悪いロン毛がスーツで登場。どう見ても堅気では・・・
部下→頭が赤と緑のツートンでどう見ても堅気では・・・
だったんですが、たまたま知り合いの養鶏採卵業者の方がいて和気あいあいと話していたおかげで周囲の人の警戒心も薄れたらしく、幾名かの方とお話しできました。
その中で一番真っ先に来た方が今でも自分の中にすごく残っています。
名刺交換したら日本銀行の支店長さんでして、自分たちに話しかけてきた理由は「興味があったから」とのこと。
いつもガードマンが入り口に立っている銀行って何してるとこなんだろうと、世間知らずのおっさんは思っていたんですが、その人はすごく気さくな方でした。
自分たちがしていること、目指している事を一通り話したところ、
「この土地はねえ実はすごいんですよ。日本で唯一で他に真似できないものがあるんですよ。それはねえ・・・自分たちのところで豚汁が作れる唯一の県なんですよ。私はそれをこの県の一次産業者の方に誇りに思って宣伝してほしいと思ってるんですよ」
おっさん目からうろこどころかハタハタ30匹くらい零れ落ちましたね!
確かに根菜類は全国上位を占める品目が多いし(大根ニンジンごぼう等)豚肉もある。
おっさん自体は自分の作るものを宣伝し、1番になればいいと考えていましたが一つの集団、それが例えば町、村、市、県、取り組むものを一つのコンポーネントとして見れば、できることはちがってきますもんね。
普段の仕事では切り口の違う見方は出来ていても、やはり物売りとなると初心者のおっさんとしてはまだまだ学ぶべきところがあるものだと教えられた話。
ところで、その次の日にメール魔(知り合った人にすぐメール出したくなる病)で有名なおっさんは先日はありがとうございましたとメールしたんですが・・・
全く返事が返ってこなくて、
「まぁwおっさんみたいな小物相手になんかせんかw(結構よくある)」
と思っていたら1週間ほどしてなんと絵葉書に手書きの文章で返事が来てびっくりしました。
ビジネスマンとして出来るという枠を超えて話や態度がすごく人として尊敬できる人だなぁと。見習いたいものです。
あ、今回オチは無いっすーw