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思ったよりも農業経営はどこも厳しい。(法人化の際に役立つワンポイント情報も)

創業時に出たセミナーでの同意したお話。

 

あけましておめでとうございます。この記事を書いて居るのは1月2日です。

 

去年を振り返るに農業としては色々とあったなぁと思い返します。

(まぁ毎年紆余曲折はあるのですが)

 

その中で法人を設立した際に聞いたお話。

 

 

自分は割と行動派なせいか、「ほんじゃたてるっか!」と勢いで法人を設立したわけですが、国ではそれに関わるいくつかの制度があります。

 

その一つが「産業競争力強化法に定める認定特定創業支援等事業」というものがあります。

 

中小企業庁の関連ページ

 

わかりやすく言うと国が定めた規則にのっとって市町村で認定を受けると創業における各種特典が受けられるというものです。

 

おっさんの地域ですと

(地域で差があるかはわかりませんが)

 

(1)株式会社、合同会社、合名会社、合資会社を設立する際の登録免許税の軽減

○株式会社、合同会社は資本金の0.7%が0.35%に軽減(株式会社の最低税額15万円の場合は7.5万円、合同会社の最低税額6万円の場合は3万円)

○合名会社、合資会社は、1件につき6万円の登録免許税が3万円に軽減

(2)無担保、第三者保証人なしの創業関連保証の枠の拡大(1,000万円→1,500万円)

(3)創業関連保証の特例の拡大(創業2ヶ月前からの対象→事業開始6ヶ月前から対象)

(4)日本政策金融公庫新創業融資制度の自己資金要件の緩和(創業資金総額の1/10の自己資金が必要→自己資金不要)

 

このような特典を受けれます。

 

実はおっさんは法人を設立した後に知ったので、税金当たり前に払いましたw

 

事後なのになぜメリットの少ないこの事業に参加したかというと、その認定を受けるにあたり全5回のセミナーが必須だったため。

 

おっさんセミナーというやつが大好きでして、各人が生きてきた経験をエッセンスとして身に受けるということはお金払ってでもしたいことなのに、ただでしてくれるとか最高か!と飛び入りで参加しました。

(実は問い合わせた日がまさしくセミナー開始日直前で飛び入り)

 

 

その5回のセミナーは集められた人たちが等しく5回行うのですが、1回目のセミナーの際に各々自己紹介をしましょうということになって、目立つうえにセミナーでは一番前に座ることを心掛けているおっさんは一番最初にあてられましたw

 

そんなこんなで自己紹介が進む中面白い話をした方がいました。

 

齢60も半ばの方なのですが、糖尿を患いそこから食に目覚め、いまは糖尿に聞く植物栽培を目指しているとのこと。

 

その中である農家に弟子入りして作物を育てているそうなんですが、憤慨しながらこう言ってました。

 

「自分の師匠に経営について聞いたらこう言われました。自分が作って販売した金額の3分の1は農協がもっていく。のこり3分の1は資材代で消える。後の残り3分の1は労賃で消えるのが農業だ。

 

「じゃあ師匠どうやって食ってるんですか?」と自分が質問したら師匠は、

 

「自分で作ったものを食べて暮らしてる」

 

農協は何してるのかわからない。農に対して国が何をしているのかもわからない。

果たして今ある農を取り巻く環境は本当に農家のためにあるものなのだろうか?

農家が生活できないこの国はおかしい!」

 

実際農家なんてこんなんが多いのが現実だとおもう。そして取り巻く環境についてもその通りだと思い、セミナー後固い握手を交わしましたw

 

すごく大きく農家やってます!ってのは氷山の一角で大勢の農家は、ましてやこの農業高齢化時代の中では細々と痩せた体に、老骨に鞭を打ってやっと暮らしているのが総数の上での大半のように感じますね。

 

 

おっさんの周りだけかもしれませんがw

 

 

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